国税庁は7月1日、相続税や贈与税の算定基準となる2016年の福岡県内の路線価(1平方メートル当たり、1月1日現在)を発表しました。
福岡県下で路線価が上昇した標準宅地は3444地点(33・8%)で、前年の30・9%より増加、横ばいは3398地点(33・4%)で、同じく前年の27・7%を上回った一方で、下落は3342地点(32・8%)で、前年の41・4%より減少しました。
前年と比較できる継続調査地点(1万184地点)の平均変動率は0・8%増で、昨年の横ばいから8年ぶりに上昇に転じています。
不動産投資の活発化や金利低下に伴う住宅取得需要の高まりに加え、インバウンド(訪日客)需要も影響したようで、訪日客が多い京都、金沢、福岡など10都市で上昇率が10%を超えました。
九州の最高地点は福岡市中央区天神2丁目の渡辺通りとなっています。
参考:国税庁HP
監修:税理士法人武内総合会計